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特徴別に解説!リン酸塩処理の種類について


リン酸処理の中でもメジャーなリン酸亜鉛処理

りん酸亜鉛処理は、主にスチール製品の美観を高めるために用いられる処理です。製品や部品に対して、高級感や重厚感を求められる場合に適しています。処理液の主成分は、りん酸イオンと亜鉛イオンです。処理が施された製品は、処理後年数が経つに従って少しずつ濃淡が落ち着いてくるという特徴があります。そのため周辺の景観と調和しやすいという特徴も兼ね備えています。処理温度については60°C以下のものが大半を占めます。常温で処理できるタイプもあります。処理をする人間にとっては、とても扱いやすい処理液と言えます。

鉄の製品に大活躍するリン酸鉄処理

りん酸鉄処理の特徴は、非晶質の皮膜が対象物の周りに作られるところです。そしてこの皮膜の厚さは、非常に薄いという特徴があります。皮膜を生成するには鉄が必要なことから、適応素材は鉄鋼製品に限定されます。塗装作業の下地処理にもよく用いられています。塗膜の密着性、耐食性、防錆性を高める効果があります。耐食性の効果だけで比べると、リン酸亜鉛処理より少し劣るようです。処理液の主成分はりん酸イオンです。

リン酸マンガン処理は部品製造現場でも使われます

リン酸マンガン処理で使われる処理液の主成分は、りん酸イオンとマンガンイオンです。皮膜の厚さは、りん酸亜鉛処理よりは厚いという特徴があります。表面の粒子が粗い点も、特徴の一つと言えます。また、耐摩耗性に優れている、潤滑作用が大きい、という点も長所として挙げられます。自動車部品や油圧高圧摺動部品で用いられることが多い処理です。処理温度は80°Cから90°Cと高く、処理時間も30分くらいかかる場合があります。

リン酸処理は亜鉛メッキを施した部材に対し、薬品を用いて外観を加工する手段です。メッキ表面を薬品で処理すると独特な外観に変えられます。